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この記事は、公的機関や専門家の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめたものです。元の情報についてはページ下部の「参考にした情報」をご確認ください。
0〜2歳🏥健康・医療

乳幼児健診完全ガイド:時期・内容・要チェック項目

乳幼児健診のスケジュール、各健診で何をチェックするか、準備すべきこと、要経過観察になったときの対応をまとめました。

公開: 2025-12-01更新: 2026-03-0915分で読めます

012.kids 編集部

公的機関・専門家の情報をもとにまとめています

乳幼児健診(乳幼児健康診査)は、赤ちゃんや幼児の成長・発達を定期的に確認し、病気や発達の課題を早期に発見するための大切な制度です。「何を見られるの?」「準備は必要?」「要経過観察って言われたらどうしよう……」そんな疑問にお答えします。


乳幼児健診の基本

健診の目的

乳幼児健診には、大きく分けて以下の目的があります:

  1. 身体の成長の確認(体重・身長・頭囲の発育曲線)
  2. 運動・認知・言語・社会性の発達の確認
  3. 先天性疾患や病気の早期発見
  4. 栄養状態の確認と食事指導
  5. 予防接種の確認
  6. 育児相談・保護者のメンタルヘルス支援

公費と自費の違い

  • 母子保健法で定められた健診(1歳6ヶ月児健診・3歳児健診)は全国の自治体で無料で実施されます
  • 3〜4ヶ月児健診も多くの自治体で公費負担です
  • それ以外の健診は自治体によって実施状況が異なります
  • 公費健診がない時期は、かかりつけの小児科で自費健診を受けることができます(2,000〜5,000円程度)

健診スケジュールと内容

1ヶ月健診

実施場所: 出産した産院または小児科 費用: 自費が多い(産院の退院指導に含まれることもある)

チェック内容

  • 体重増加: 1日あたり20〜30g程度の増加が目安
  • 先天性の異常がないか: 心雑音、股関節脱臼、停留精巣など
  • 黄疸の確認: 母乳性黄疸が長引いていないか
  • 栄養方法の確認: 母乳・ミルクの量、授乳の状況
  • へその状態: へその緒が取れた後の状態
  • ビタミンK(K2シロップ)の投与確認

保護者の確認

  • 産後の体の回復状況
  • 産後うつのスクリーニング(エジンバラ産後うつ病質問票など)

準備すること

  • 母子健康手帳
  • 健康保険証(赤ちゃんの)
  • 診察券
  • 質問したいことのメモ

3〜4ヶ月健診

実施場所: 自治体の保健センターまたは小児科 費用: 多くの自治体で公費負担

チェック内容

  • 首すわり: うつぶせにしたとき頭を持ち上げられるか、引き起こし反射の確認
  • 追視: 目の前で動くものを目で追えるか
  • あやし笑い: あやすと笑顔を見せるか
  • 身体計測: 体重・身長・頭囲を発育曲線にプロット
  • 原始反射の消失: モロー反射が消えているか
  • 股関節: 開排制限がないか(先天性股関節脱臼のチェック)
  • 目と耳: 斜視がないか、音への反応はあるか

この健診で見つかりやすい問題

  • 発育不良(体重増加不良)
  • 先天性股関節脱臼
  • 斜視
  • 心疾患

準備すること

  • 母子健康手帳(成長の記録を記入しておく)
  • おむつ替えセット
  • ミルク(授乳が必要になることがある)
  • 気になっていることのメモ

6〜7ヶ月健診

実施場所: 小児科(自治体によって集団健診の場合も) 費用: 自治体によって異なる(公費・自費半々程度)

チェック内容

  • お座り: 支えなしで数秒座れるか
  • 手の使い方: 物に手を伸ばしてつかめるか、持ち替えができるか
  • 人見知り: 愛着の発達の指標として確認
  • 喃語: 声を出してコミュニケーションを取ろうとするか
  • 離乳食の進捗: 開始しているか、順調に進んでいるか
  • 歯の状態: 下の前歯が生え始める時期

この時期に確認したいこと

  • 離乳食の進め方で困っていることはないか
  • 夜泣きの相談
  • 予防接種のスケジュール確認

9〜10ヶ月健診

実施場所: 小児科 費用: 自治体によって異なる

チェック内容

  • ハイハイ・つかまり立ち: 移動手段の発達
  • パラシュート反射: 体を前に傾けたとき手を前に出して体を支えようとする反射(正常な発達のサイン)
  • 小さなものをつまめるか: 微細運動の発達
  • 「ちょうだい」「バイバイ」への反応: 言語理解と社会性
  • 後追い: 愛着の発達
  • 歯の本数: 上下合わせて2〜4本程度

この時期の重要ポイント

  • 事故予防の確認(転落、誤飲、やけどの対策ができているか)
  • 鉄欠乏性貧血のリスク(離乳食の鉄分が十分か)

1歳健診

実施場所: 小児科 費用: 自費が多い

チェック内容

  • つかまり立ち・つたい歩き・ひとり歩き: 運動発達の確認
  • 指さし: 興味のあるものを指で示すか
  • 有意味語: 「ママ」「パパ」「ワンワン」などの言葉が出ているか
  • 身体計測: 出生時からの成長カーブの確認
  • 食事の状況: 離乳食の完了に向けた進捗

1歳6ヶ月(1歳半)健診 ★法定健診

実施場所: 自治体の保健センター(集団健診が多い) 費用: 公費(無料)

チェック内容

身体面

  • 身体計測(体重・身長・頭囲)
  • 歯科健診(虫歯の有無、歯の本数)
  • 内科診察(心音、腹部、皮膚の状態など)

発達面

  • ひとり歩きができるか
  • 有意味語が3語以上あるか
  • 指さしができるか(絵を見せて「ワンワンどれ?」と聞く)
  • 簡単な指示に従えるか(「○○をちょうだい」など)
  • 積み木を2〜3個積めるか
  • 型はめ(丸・三角・四角)ができるか

保護者への確認

  • 育児の困りごと
  • 栄養・食事の相談
  • 保護者のメンタルヘルス

この健診で確認される主なこと 1歳半健診は発達障害の早期発見の重要な機会でもあります。以下のような点が注目されます:

  • 言葉の遅れ
  • 視線が合いにくい
  • 指さしがない
  • 名前を呼んでも振り向かない
  • 同年齢の子どもに興味がない

健診に向けて準備すること

  • 母子健康手帳
  • 健診票(事前に届くものに記入)
  • おむつ・着替え・飲み物
  • 普段の生活で気になることのメモ
  • お気に入りのおもちゃ(待ち時間対策)

2歳健診

実施場所: 自治体によって異なる(実施していない自治体も多い) 費用: 公費または自費

チェック内容

  • 二語文が出ているか
  • 走れるか
  • スプーンやフォークを使えるか
  • 歯磨きの状況
  • イヤイヤ期の対応相談

3歳児健診 ★法定健診

実施場所: 自治体の保健センター(集団健診) 費用: 公費(無料)

チェック内容

身体面

  • 身体計測
  • 歯科健診(虫歯の有無、歯並び、かみ合わせ)
  • 視力検査(自宅での事前検査キットが送られることが多い)
  • 聴力検査(ささやき声テストなど)
  • 尿検査(自宅で採尿して持参)
  • 内科診察

発達面

  • 自分の名前と年齢が言えるか
  • 三語文以上の会話ができるか
  • 色の名前がわかるか(赤・青・黄・緑など)
  • 大小や長短の概念がわかるか
  • 友だちと遊べるか
  • 食事・排泄・着脱の自立の程度

この健診の特に重要なポイント

3歳児健診は就学前の発達を総合的に確認する大切な機会です。特に以下が注目されます:

  • 視力の異常(弱視の早期発見。早ければ早いほど治療効果が高い)
  • 言語発達の遅れ
  • 社会性の発達
  • 行動上の問題(多動、注意の問題、こだわりなど)

準備すること

  • 母子健康手帳
  • 健診票(事前記入)
  • 早朝尿の採取
  • 自宅での視力・聴力検査の実施と結果
  • 気になることのメモ

健診で「要経過観察」と言われたら

まず知っておいてほしいこと

「要経過観察」=「問題がある」ではありません

健診は限られた時間の中で行われるため、その日の子どもの機嫌や体調によって実力を発揮できないこともあります。「念のためもう一度確認しましょう」という意味であることがほとんどです。

経過観察の流れ

  1. 再健診の案内: 数ヶ月後に再度確認が設定されることが多い
  2. 専門機関の紹介: 必要に応じて、発達支援センターや専門医への紹介
  3. 地域のフォロー: 保健師による電話や訪問でのフォローアップ

保護者としてできること

  • 必要以上に不安にならないこと(とはいえ不安になるのは当然です)
  • 指定された再健診は必ず受けること
  • 日常生活の中でお子さんの様子を記録しておくこと(できるようになったことを時系列で)
  • 不安な場合は健診を待たずにかかりつけ医に相談してもOKです

健診を上手に活用するコツ

質問リストを作っておく

健診の場は、専門家に直接質問できる貴重な機会です。「聞きたかったのに忘れた……」とならないよう、事前にメモを用意しましょう。

よくある質問例

  • 離乳食の進め方で困っていること
  • 睡眠のリズムについて
  • 予防接種の次のスケジュール
  • きょうだいとの関係
  • 保育園の選び方
  • 発達で気になること

日頃の記録を活用する

  • 母子健康手帳の成長の記録を定期的に記入しておく
  • スマートフォンで子どもの発達の様子(歩く姿、話す言葉)を動画に残しておくと、健診時に見せられて便利です
  • 食事の内容や量のおおまかな記録

当日のポイント

  • 機嫌のよい時間帯に合わせて準備する(お昼寝の時間と重なる場合は事前に調整を)
  • 脱がせやすい服装で(診察で脱ぐことが多い)
  • 待ち時間が長いことがあるので、おもちゃや絵本を持参
  • パートナーと一緒に行ければベスト(情報を共有できる)

健診を受けなかった場合

健診未受診は、虐待のリスクサインの一つとして自治体が把握しています。受けなかった場合は保健師から連絡が来ることがあります。

これは脅しではなく、すべての子どもの安全と健やかな成長を守るためのセーフティネットです。体調不良などで受けられなかった場合は、日程の変更が可能ですので自治体の保健センターに連絡しましょう。


まとめ

乳幼児健診は、お子さんの成長を専門家と一緒に確認し、不安を相談できる大切な機会です。

  • 法定健診(1歳半・3歳)は必ず受けましょう
  • それ以外の時期も、自治体や小児科で健診を受けると安心です
  • 健診は「テスト」ではありません。「うちの子はこれができない」と焦る必要はありません
  • 質問を準備して、積極的に相談しましょう
  • 「要経過観察」は早期支援につなげるための大切なステップです

お子さんの成長を見守る「節目」として、健診を上手に活用してくださいね。

大切なお知らせ: この記事は各種専門機関のガイドラインをもとに編集部がまとめたものです。健診の具体的な内容や実施時期はお住まいの自治体によって異なります。詳しくはお住まいの市区町村の保健センターにお問い合わせください。

さまざまな見方・意見

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多くの機関が支持する見方

乳幼児健診は疾病や発達の遅れを早期に発見し、適切な支援につなげるための重要な制度です。すべての健診を受けることが推奨されます。

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中立的な見方

健診は「テスト」ではなく、子どもの成長を専門家と一緒に確認し、不安を相談できる貴重な機会です。

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一方でこんな意見も

お子さんの状況は一人ひとり異なります。この記事の情報は一般的な内容であり、個別の判断は専門家にご相談ください。

参考にした情報(5件)

乳幼児健康診査に関する公的情報

支持的 中立 慎重

※ 上記は参考にした情報源です。記事の内容は012.kids編集部が独自にまとめたものであり、各機関が本記事を監修・承認したものではありません。

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