メインコンテンツへスキップ
3〜5歳📚教育・学習

トイレトレーニング完全ガイド:始め時・進め方・つまずき対策

トイレトレーニングの始め時の見極めから、ステップ別の進め方、夜のおねしょ対策まで完全網羅します。

012.kids 編集部公開: 2025-12-01更新: 2026-03-0915分で読めます
この記事は、公的機関・専門家・研究機関などの情報をもとに編集部が独自にまとめたものです。
共有LINEX

この記事の3つのポイント

トイレトレーニング完全ガイド:始め時・進め方・つまずき対策について、厚生労働省・日本小児科学会・American Academy of Pediatricsなどの情報をもとにまとめました。

  • 結論から言うと:排泄の自立は膀胱機能の発達と密接に関係しており、身体的な準備が整う前に無理に進めることは推奨されません。…
  • ただし注意点も:お子さんの状況は一人ひとり異なります。この記事の情報は一般的な内容であり、個別の判断は専門家にご相談ください。…
  • 対象年齢:3〜5歳のお子さんを持つ保護者向け

各機関の見解を比較

このテーマについて、主要な機関の見方は以下のように整理できます。

立場 機関・出典 見解の要旨
積極的 厚生労働省 排泄の自立は膀胱機能の発達と密接に関係しており、身体的な準備が整う前に無理に進めることは推奨されません。
中立的 日本小児科学会 子どものペースを尊重しながら、焦らず楽しい雰囲気で進めることが成功の鍵です。
慎重派 一部専門家 お子さんの状況は一人ひとり異なります。この記事の情報は一般的な内容であり、個別の判断は専門家にご相談ください。

見解の詳細

積極的な立場: 排泄の自立は膀胱機能の発達と密接に関係しており、身体的な準備が整う前に無理に進めることは推奨されません。

中立的な立場: 子どものペースを尊重しながら、焦らず楽しい雰囲気で進めることが成功の鍵です。

慎重な立場: お子さんの状況は一人ひとり異なります。この記事の情報は一般的な内容であり、個別の判断は専門家にご相談ください。



詳しい解説

トイレトレーニングを始める前に知っておくこと

おむつがはずれる時期の目安

日本の調査では、おむつがはずれる平均年齢は以下の通りです。

段階 平均的な時期 個人差の幅
日中のおむつ卒業 2歳半〜3歳半 2歳〜4歳
夜間のおむつ卒業 3歳半〜5歳 3歳〜7歳以上
重要: これはあくまで平均であり、個人差が非常に大きいです。3歳を過ぎてもおむつの子はたくさんいます。焦る必要はまったくありません。

排泄の仕組みと発達

トイレトレーニングが成功するには、以下の3つの発達が揃う必要があります。 1. 膀胱の発達

  • 膀胱におしっこをためられるようになること
  • 2時間以上おむつが濡れない状態が目安
  • これは身体の成熟であり、訓練では早められない 2. 神経の発達
  • 「おしっこがしたい」という感覚を自覚できること
  • 脳から膀胱への信号を制御できること
  • 通常2歳前後から発達する 3. コミュニケーション能力
  • 「出る」「出た」を言葉やジェスチャーで伝えられること
  • 大人の指示をある程度理解できること

トイレトレーニングの始めどきサイン

以下のサインが複数見られたら、始めどきです。

身体的なサイン

  • おむつが2時間以上濡れていないことがある
  • うんちの時間がだいたい決まってきた
  • おしっこの量がまとまってきた(少量頻回ではない)
  • 一人で安定して座れる・歩ける
  • ズボンの上げ下げができる(手伝いありでもOK)

心理的なサイン

  • トイレやおまるに興味を示す
  • 「おしっこ出た」「うんち出た」と教えてくれる
  • 親のトイレについてきたがる
  • おむつが濡れると不快そうにする
  • 「自分でやりたい」という気持ちが出てきた

始めるのを避けたい時期

以下のような大きな変化がある時期は避けましょう。

  • 下の子の誕生前後
  • 引っ越し直後
  • 保育園・幼稚園への入園直後
  • 親の仕事が忙しい時期
  • 体調不良時 おすすめの季節: 春〜夏がベスト。薄着で着替えが楽、洗濯物が乾きやすい。ただし準備が整っていれば季節は問いません。

ステップ別トイレトレーニングの進め方

ステップ0:準備期間(始める1〜2ヶ月前)

環境を整える:

  • 補助便座またはおまるを用意する
  • トイレを明るく楽しい空間に(好きなキャラクターのポスターなど)
  • 踏み台を設置(足がつくと安心して踏ん張れる) 心の準備をする:
  • トイレに関する絵本を読む(「ノンタン おしっこ しーしー」など)
  • 親がトイレに行く姿を見せる
  • ぬいぐるみを使って「〇〇ちゃんもトイレ行くよ」とごっこ遊び おすすめアイテム: | アイテム | メリット | デメリット | |----------|---------|-----------| | おまる | 足がつき安心、どこにでも置ける | 掃除が必要、後で便座への移行が必要 | | 補助便座 | 掃除が楽、最初からトイレの習慣がつく | 足がつかないと不安、高さが怖い子も | | 踏み台付き補助便座 | 足がつき安定、自分で登れる | 場所をとる |

ステップ1:トイレに座ってみる

ポイント:

  • 朝起きたとき、食事の前後、お風呂の前など決まったタイミングで誘う
  • 「トイレ行ってみようか」と声をかける(命令ではなくお誘い)
  • 座るだけでOK、出なくても褒める
  • 嫌がったら無理強いしない
  • 1回2〜3分を目安に 座れたときの声かけ例:
  • 「トイレに座れたね!かっこいい!」
  • 「すごいね、お兄さん(お姉さん)みたいだね」

ステップ2:タイミングを覚える

おむつが濡れていないタイミングを見計らってトイレに誘います。 おすすめのタイミング:

  1. 朝起きてすぐ
  2. 食事の前後
  3. お出かけ前
  4. お風呂の前
  5. 寝る前 うまく出せたときの声かけ例:
  • 「トイレでおしっこできたね!」
  • 「気持ちよかったね!」
  • シールを貼るなどの「ごほうびシステム」も効果的

ステップ3:日中のパンツへの移行

トイレで成功する回数が増えてきたら、日中のおむつをパンツに切り替えます。 移行の方法:

方法 メリット デメリット
いきなりパンツ 濡れた不快感で自覚が早い 洗濯物が増える、外出が不安
トレーニングパンツ ある程度吸収してくれる 不快感が少なく気づきにくい
パンツの上におむつ 安心感がある おむつに頼りがち
おすすめの進め方:
  1. まず家にいる日に布パンツで過ごしてみる
  2. 2時間ごとに声をかける
  3. 失敗したら「大丈夫、次はトイレでしようね」と淡々と対応
  4. 成功率が7〜8割になったら外出時もパンツに

ステップ4:自分から「トイレ」と言えるようになる

最終目標は、子ども自身が尿意・便意を感じてトイレに行くこと。 声かけの頻度を減らす:

  • 最初は2時間ごとに声かけ
  • 慣れたら声かけの間隔を3時間に
  • 「トイレ大丈夫?」の確認に切り替え
  • 最終的には子どもから言えるように

うんちのトレーニング

おしっこよりうんちの方が難しいと感じる子が多いです。

うんちが難しい理由

  • 力む感覚が怖い
  • トイレで足がつかないと踏ん張れない
  • おむつの中でする安心感がある
  • 便秘気味だと痛い経験があり怖がる

対策

  1. 踏み台を必ず用意する: 足がしっかりつく高さに
  2. 食物繊維と水分を十分にとる: 便秘にならないように
  3. うんちのタイミングを見計らう: 食後が出やすい子が多い
  4. 力む練習: 風船を膨らます遊びなどで腹圧をかける練習
  5. 絵本や歌で楽しい雰囲気を: 「うんちでたかな?」シリーズなど

夜のトイレトレーニング

夜間のおむつはずれは、日中とは別物です。

夜間のおむつはずれは「待つ」もの

夜間のおしっこコントロールは抗利尿ホルモンの分泌に関係しており、トレーニングで早めることは基本的にできません。 自然に外れるのを待つ条件:

  • 朝起きたときにおむつが濡れていない日が増える
  • 1週間のうち5日以上おむつが濡れていない

夜間対策

対策 説明
寝る前にトイレに行く 習慣化する
就寝前の水分を控えめに がぶ飲みは避ける(適度な水分は必要)
防水シーツを敷く 布団を守る安心感
おねしょパンツ パンツの感覚で吸収力あり

おねしょが続く場合

5〜6歳を過ぎても頻繁におねしょがある場合は「夜尿症」の可能性があります。 受診の目安:

  • 5歳以降で月に数回以上のおねしょが3ヶ月以上続く
  • 本人が気にしている
  • 日中もおもらしがある 夜尿症の治療:
  • 生活指導(水分摂取のタイミング調整など)
  • アラーム療法
  • 薬物療法 小児科で相談すれば適切な対応を教えてもらえます。おねしょは決して子どものせいではないことを伝えましょう。

トイレトレーニングの「つまずき」と対策

つまずき1:トイレを嫌がる

原因と対策:

  • トイレが怖い → 明るくする、好きなキャラクターを飾る、一緒に入る
  • 便座が冷たい → 便座カバーをつける、温水便座にする
  • 水が流れる音が怖い → 最初は子どもがいない時に流す
  • 無理強いされた記憶 → 一度トレーニングを中断し、仕切り直す

つまずき2:後戻り(リグレッション)

順調に進んでいたのに、急にまたおもらしが増えることがあります。 よくある原因:

  • 弟妹の誕生
  • 環境の変化(入園、引っ越し等)
  • 体調不良後
  • ストレスを感じている 対応:
  • 叱らない、責めない
  • 一時的におむつに戻してもOK
  • 原因が落ち着いたら再開
  • 不安な気持ちに寄り添う

つまずき3:外出先でのトイレ

準備しておくもの:

  • 着替え一式(ズボン、パンツ、靴下)
  • ビニール袋(汚れた衣類入れ)
  • おしりふき
  • 携帯用補助便座(抵抗がある子に) コツ:
  • 出かける前にトイレに行く習慣をつける
  • 外出先でトイレの場所を事前に確認
  • 「トイレ行きたくなったら教えてね」と声をかける
  • 公衆トイレに慣れさせる(音が大きい、暗いなどへの対応)

つまずき4:園と家での差

園ではトイレに行けるのに家ではおもらしする(またはその逆)ケースがあります。 対応:

  • 園と家で声かけの方法を統一する
  • 連絡帳で排泄の状況を共有する
  • 園でできていることを認めて自信をつける

絶対にやってはいけないNG行動

1. 叱る・怒る

「なんでトイレに行かないの!」「またおもらしして!」 叱ることでトイレに対する恐怖心が生まれ、逆効果になります。

2. 他の子と比較する

「○○ちゃんはもうパンツなのに」 比較は自己肯定感を下げるだけです。

3. 無理に座らせ続ける

「出るまで座ってなさい」 トイレが苦痛な場所になり、トレーニングが進まなくなります。

4. ご褒美に頼りすぎる

シールやお菓子は導入期には効果的ですが、いつまでも頼り続けるとご褒美なしでは行かなくなることも。徐々に「できたね!」の言葉だけに移行しましょう。

5. 早すぎるスタート

身体の準備ができていない段階で始めても成功しません。結果として期間が長引き、親子ともにストレスになります。

トイレトレーニングに役立つグッズ

グッズ おすすめポイント 価格帯
ごほうびシール台紙 成功のたびにシールを貼る達成感 100〜500円
トイトレ絵本 トイレへの興味づけに 800〜1,200円
踏み台 足がつく安心感、自分で登れる 1,500〜3,000円
補助便座 落ちない安心感 1,000〜5,000円
防水シーツ 布団を守る 1,500〜3,000円
トレーニングパンツ 布パンツへの移行期に 3枚セット1,000〜2,000円

トイレトレーニングQ&A

Q: 保育園に任せていいですか?

園での取り組みはとても助かりますが、家庭でも並行して進めることが大切です。園と家庭で同じ方針で取り組むことで、子どもの混乱を防げます。

Q: 男の子は座って?立って?

最初は座ってがおすすめです。うんちも座ってしますし、まずは座る習慣をつけましょう。立ってする練習は、座ってのおしっこが安定してからで十分です。

Q: 3歳過ぎてもまだおむつ。遅いですか?

遅くありません。3歳はまだまだ一般的な範囲です。4歳でおむつの子も珍しくありません。その子の身体の発達に合ったタイミングが「正しい時期」です。

Q: 双子の場合、同時に始めるべき?

双子でも発達のペースは異なります。サインが出た子から個別に始めましょう。一方が先にはずれても、もう一方を急かす必要はありません。


相談できる窓口

窓口 連絡先 対応時間
こどもの救急 #8000 夜間・休日
児童相談所 189 24時間
子育て支援センター お住まいの市区町村 平日日中
かかりつけ小児科 診療時間内

この記事のまとめ

トイレトレーニング完全ガイド:始め時・進め方・つまずき対策について、厚生労働省と日本小児科学会などの公的情報をもとに解説しました。

ポイントの振り返り:

  • 排泄の自立は膀胱機能の発達と密接に関係しており、身体的な準備が整う前に無理に進めることは推奨されません
  • 子どものペースを尊重しながら、焦らず楽しい雰囲気で進めることが成功の鍵です
  • 不安があれば専門家への早めの相談が大切

子育てに唯一の正解はありません。お子さんの個性を大切にしながら、この記事が日々の参考になれば幸いです。

大切なお知らせ: この記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめたものです。お子さまの個別の状況については、かかりつけ医や専門家にご相談ください。

🌱

次のステージ:Early Stage6〜8歳

お子さんが成長したら、こちらもどうぞ

あわせて読みたい

当サイトの情報は公的機関や専門家の発信をもとに編集部が独自にまとめたものです。各情報源の機関が監修・承認したものではありません。健康や発達について心配がある場合は医師や専門家にご相談ください。