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3〜5歳🏥健康・医療

子どもの鼠径(そけい)ヘルニア:足の付け根の膨らみと『嵌頓(かんとん)』の緊急サイン

鼠径ヘルニアは足の付け根や陰部が膨らむ子どもに多い病気で、自然治癒を期待しすぎず手術が基本です。日本小児外科学会の情報をもとに、膨らみの特徴、戻らなくなる『嵌頓』の緊急サイン(硬い・痛がる・嘔吐)、手術の考え方、臍ヘルニアとの違いを整理しました。

012.kids 編集部公開: 2025-04-06更新: 2026-06-168分で読めます
情報の信頼性

情報源:日本小児外科学会・日本小児科学会・厚生労働省 公式情報

作成:012.kids 編集部公開日:2025-04-06最終確認:2026-06-16参考文献:4

受診の目安

  • 高熱が続く・ぐったりしている・水分が取れない場合はすぐに受診
  • 症状が3日以上改善しない場合はかかりつけ医に相談
  • 夜間・休日の急な症状は#8000(子ども医療電話相談)

この記事は情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。

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この記事のポイント

  • まず結論:鼠径ヘルニアは 自然治癒を期待しすぎず手術が基本
  • 足の付け根・陰部の膨らみが特徴(泣く・いきむと目立つ)
  • **戻らず硬い・強く痛がる・嘔吐=「嵌頓」**は緊急(すぐ受診)
  • 対象:乳幼児(足の付け根の膨らみが気になる)の保護者

まず確認したいこと(相談窓口)

日本小児外科学会 鼠径ヘルニア より:

状況 連絡先
膨らみが戻らない・硬い・強く痛がる・嘔吐 すぐ受診・救急(嵌頓のおそれ)
足の付け根・陰部の膨らみに気づいた かかりつけ小児科・小児外科
手術の時期・方法の相談 小児外科(小児専門施設)
夜間・休日に判断に迷う #8000(子ども医療電話相談)
臍(へそ)の膨らみとの違い 小児科・小児外科

重要:膨らみが戻らず硬くなり、強く痛がる・嘔吐するときは「嵌頓(かんとん)」のおそれがあり緊急です。ためらわず受診してください。

鼠径ヘルニアとは

日本小児外科学会 鼠径ヘルニア より:

どんな病気か

  • おなかの臓器が足の付け根(鼠径部)に飛び出す
  • 腹膜の出っ張り(鞘状突起)が閉じないことが原因
  • 泣く・いきむと膨らみ、落ち着くと引っ込むことが多い

気づきのポイント

  • 足の付け根や陰部・陰のうが膨らむ
  • 入浴やおむつ替えで気づくことが多い
  • 左右どちらにも起こりうる

手術が基本(自然治癒を期待しすぎない)

日本小児外科学会 鼠径ヘルニア より:

治療の考え方

  • 臍ヘルニアと違い、自然に治りにくい
  • 嵌頓を避けるため、原則として手術を行う
  • 嵌頓傾向がなければ予定手術(生後4〜12か月以降のことが多い)

手術について

  • 腹膜の出っ張りを処理して臓器が出ないようにする
  • 腹腔鏡下手術を行う施設もある
  • 専門的な面が多く、小児専門施設での治療がすすめられる

「嵌頓(かんとん)」の緊急サイン

日本小児外科学会 小児外科で治療する病気 より:

こんなときはすぐ受診

  • 膨らみが戻らない
  • 硬くなって強く痛がる・ぐったり
  • 嘔吐する
  • → 腸などが締めつけられる「嵌頓」のおそれ。ためらわず受診・救急へ

臍ヘルニア(でべそ)との違い

日本小児外科学会 小児外科で治療する病気 より:

  • 臍ヘルニア(でべそ)は多くが自然に治る
  • 鼠径ヘルニアは別の病気で、手術が基本
  • 場所と経過が異なるため、自己判断せず受診を

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
戻らない膨らみ・嘔吐を様子見する 嵌頓は緊急。受診が遅れると危険
無理に強く押し込もうとする 自己判断は危険。受診して判断を
「そのうち治る」と手術を先延ばし 鼠径ヘルニアは自然に治りにくい
でべそと同じと考える 臍ヘルニアとは別の病気
専門でない判断で放置する 小児外科での相談がすすめられる

よくある誤解

Q. 鼠径ヘルニアは自然に治る?

A. 臍ヘルニアと違い、自然に治りにくい病気です。嵌頓を避けるため、原則として手術を行います。

Q. 膨らみが引っ込むなら大丈夫?

A. 落ち着くと引っ込むことが多いですが、病気自体は残ります。戻らず硬い・痛がる・嘔吐は緊急です。

Q. 手術はこわい・大変?

A. 小児外科で行う一般的な手術ですが、専門的な面が多く 小児専門施設での治療がすすめられます。時期は専門医と相談を。

Q. でべそと同じ?

A. いいえ。臍ヘルニア(でべそ)は自然に治ることが多いですが、鼠径ヘルニアは別の病気で手術が基本です。

Q. どこに相談すればいい?

A. まず かかりつけ小児科・小児外科、嵌頓を疑うサインがあれば すぐ受診・救急 です。

この記事の根拠

  • 日本小児外科学会 鼠径ヘルニア
  • 日本小児外科学会 小児外科で治療する病気
  • 厚生労働省 子ども医療電話相談事業(#8000)について
  • 日本小児科学会

まとめ

  • 鼠径ヘルニアは 自然治癒を期待しすぎず手術が基本
  • 足の付け根・陰部の膨らみが特徴(泣く・いきむと目立つ)
  • 戻らず硬い・強く痛がる・嘔吐=嵌頓は緊急、すぐ受診
  • 臍ヘルニア(でべそ)とは別の病気
  • 手術の時期・方法は 小児外科(小児専門施設) に相談

大切なお知らせ:本記事は公的機関・学会の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。診断・治療は、かかりつけ小児科・小児外科など専門医にご相談ください。

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