この記事のポイント
- まず結論:泣き入りひきつけは 激しく泣いた後に息が止まる乳幼児によくある反応
- **生後6か月〜2・3歳の4〜5%**にみられ、成長で自然に消える(予後良好)
- 慌てず安全を確保、初回や非典型・長引くときは受診
- 対象:乳幼児(大泣きで顔色が変わったことがある)の保護者
まず確認したいこと(相談窓口)
| 状況 | 連絡先 |
|---|---|
| けいれんが長く続く・止まらない | すぐ救急(119) |
| 初めて起きた・いつもと様子が違う | かかりつけ小児科 |
| 泣いていないのに起こる・繰り返す | 小児科・小児神経 |
| 夜間・休日に判断に迷う | #8000(子ども医療電話相談) |
| 顔色や貧血が気になる | 小児科 |
重要:泣き入りひきつけの多くは予後が良いものですが、初めてのときや長引く・非典型な場合は、ほかの病気との区別のため受診してください。けいれんが長く続くときは救急へ。
泣き入りひきつけとは
どんな状態か
- 激しく泣いた後に息を止めてしまう
- 顔色が紫色になる(チアノーゼ型)/青白くなる(蒼白型)
- 意識がもうろうとし、手足がつっぱる・脱力することがある
よくみられる反応
- 生後6か月〜2・3歳の子の4〜5%にみられる
- 脳波や画像検査に異常はない
- てんかんとは異なる
なぜ起こる・経過
- 強い泣きがきっかけで起こる反射的な反応
- 鉄が不足していると起こりやすいとされることがある
- 成長とともに自然に消えていく(予後は良好)
起きたときの対処
日本小児神経学会 対処法 より:
慌てず安全を確保
- 平らで安全な場所に寝かせる
- 周りの危ないものを片づける
- 多くは短時間で自然に回復する
やりすぎない
- 体を強く揺さぶらない
- 口に物を入れない
- 落ち着いて様子を見守る
受診の目安
- 初めて起きたとき(ほかの病気との区別のため)
- けいれんが長く続く・止まらない → 救急(119)
- 泣いていないのに起こる・何度も繰り返す
- 顔色不良が長い・ぐったりが続く
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 体を強く揺さぶる | けがのおそれ・効果がない |
| 口に指や物を入れる | のどを傷つける・窒息のリスク |
| 初回でも受診せず自己判断する | ほかの病気との区別が必要 |
| 長く続くけいれんを様子見する | 長いけいれんは救急対応が必要 |
| 「わざとやっている」と叱る | 反射的な反応で、本人の意思ではない |
よくある誤解
Q. 泣き入りひきつけはてんかん?
A. いいえ。脳波・画像に異常がなく、てんかんとは異なります。成長とともに自然に消えていく予後の良い反応です。
Q. わざとやっているの?
A. いいえ。強い泣きがきっかけの反射的な反応で、本人の意思ではありません。叱る必要はありません。
Q. 起きたらどうすればいい?
A. 慌てず平らな場所に寝かせ、安全を確保して見守ります。多くは短時間で回復します。体を強く揺さぶらないこと。
Q. 病院に行く目安は?
A. 初めてのときや、けいれんが長引く・繰り返す・非典型なときは受診を。長く続くけいれんは救急(119)です。
Q. 鉄分と関係ある?
A. 鉄が不足していると起こりやすいとされることがあります。気になるときは小児科に相談しましょう。
この記事の根拠
- 日本小児神経学会 Q6:泣き入りひきつけは何故起こるのですか?
- 日本小児神経学会 Q7:泣き入りひきつけの対処法を教えてください。
- 厚生労働省 子ども医療電話相談事業(#8000)について
- 日本小児科学会
まとめ
- 泣き入りひきつけは 激しく泣いた後に息が止まる乳幼児によくある反応
- 生後6か月〜2・3歳の4〜5%、成長で自然に消える(予後良好・てんかんとは違う)
- 起きたら 慌てず平らな場所で安全確保、揺さぶらない・口に物を入れない
- 初回・長引く・非典型は受診、長いけいれんは救急(119)
- 鉄不足との関連が指摘されることがあり、気になれば小児科へ
大切なお知らせ:本記事は公的機関・学会の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。けいれんやお子さんの様子に不安がある場合は、かかりつけ小児科・#8000にご相談ください。

