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0〜2歳🍎食育・栄養

子どもの食事:卵の与え方──離乳食開始は『生後5〜6か月・卵黄1さじ』、加熱徹底とサルモネラ対策、アレルギーで完全除去しない最新指針

厚労省『授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定)』では、離乳食開始時期(生後5〜6か月)から卵黄を少量で開始することが推奨されています。サルモネラ対策(中心75度以上1分以上)、生卵は3歳以上が一般的目安、卵アレルギーでも完全除去はせず微量から段階的に再導入する最新の食物アレルギー対応指針を整理しました。

012.kids 編集部公開: 2025-04-19更新: 2026-06-157分で読めます
情報の信頼性

情報源:厚生労働省・日本小児アレルギー学会・食品安全委員会 ほか

作成:012.kids 編集部公開日:2025-04-19最終確認:2026-06-15参考文献:4

受診の目安

  • 高熱が続く・ぐったりしている・水分が取れない場合はすぐに受診
  • 症状が3日以上改善しない場合はかかりつけ医に相談
  • 夜間・休日の急な症状は#8000(子ども医療電話相談)

この記事は情報提供を目的としたものであり、医療上の助言ではありません。

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この記事のポイント

  • まず結論:離乳食 生後5〜6か月から卵黄1さじ で開始
  • 加熱徹底(中心75度以上1分以上)、生卵・半熟は3歳以上が目安
  • 卵アレルギーでも完全除去はせず段階的再導入が最新指針
  • 対象:0〜6歳のお子さんを持つ保護者

受診のタイミング

日本小児アレルギー学会 より:

状況 連絡先
呼吸困難・全身蕁麻疹・意識低下(アナフィラキシー) 即119番救急要請
卵摂取後の蕁麻疹・嘔吐・咳 即受診(小児科・アレルギー科)
卵アレルギー診断済み アレルギー専門医で再導入計画
激しい下痢・嘔吐・発熱(食中毒疑い) 即受診(小児科)
離乳食での卵の進め方 健診・小児科
3歳未満の生卵摂取 受診の判断は医師相談

重要:卵アレルギーのアナフィラキシーは命に関わります。呼吸困難・意識低下を見たら即119番。

卵の栄養価

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド より:

「完全栄養食」と呼ばれる理由

  • 良質なタンパク質
  • 必須アミノ酸9種をバランス良く含む
  • ビタミンA・D・E・K
  • 鉄・カルシウム・葉酸
  • コリン(脳発達)

「卵黄」と「卵白」の違い

  • 卵黄:脂質・脂溶性ビタミン・コリン
  • 卵白:主にタンパク質(アルブミン)
  • アレルゲンは卵白の方が強い

1日の目安

  • 離乳食初期:卵黄1さじから
  • 離乳食完了期:1/3〜1/2個
  • 幼児期:1日1個程度
  • 学童期:1日1〜2個

離乳食での卵の進め方

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド より:

2019年改定の重要ポイント

  • 「卵の遅延導入」は推奨されない
  • 離乳食開始時期(5〜6か月)から卵黄を
  • 「アレルギー予防」のため早期導入

段階的な進め方

時期 量・形態
5〜6か月(離乳食初期) 固ゆで卵黄 1さじ→徐々に増量
7〜8か月(中期) 卵黄1個 → 全卵に挑戦
9〜11か月(後期) 全卵 1/2個程度
12〜18か月(完了期) 全卵 1/3〜1/2個

開始時の3原則

  • 「平日午前中」:異常時に受診可能
  • 「少量から」:1さじずつ増量
  • 「加熱徹底」:固ゆで・固焼き

「初めての卵」の注意

  • 「初めて与える食材は1日1種まで」
  • 「2〜3日同じ量で様子見」
  • 「異変があれば中止」

サルモネラ食中毒予防

食品安全委員会 より:

サルモネラとは

  • 「卵殻表面や内部に存在しうる細菌」
  • 「乳幼児で重症化リスク」
  • 「激しい下痢・嘔吐・発熱」

加熱の目安

  • 「中心温度75度以上で1分以上」
  • 「卵黄が固まる程度」
  • 「半熟・温泉卵は乳幼児NG」

「生卵・半熟卵」は何歳から?

  • 「3歳以上」が一般的目安
  • 「腸内環境が成熟」してから
  • 「お子さんの体調」で個別判断

卵の保存

  • 「冷蔵庫保存」
  • 「賞味期限内」
  • 「ひびのある卵は加熱して当日使用」

調理時の注意

  • 「卵を割る前に殻を洗わない」:殻についた菌が広がる
  • 「割った卵は使い切る」
  • 「卵を扱った手・調理器具を洗う」

卵アレルギーへの対応

日本小児アレルギー学会 より:

卵アレルギーの現状

  • 乳幼児の食物アレルギーで最多
  • 1歳児の約4%
  • 小学校入学までに約7割が耐性獲得

「完全除去」は推奨されない

  • 以前の指針:「症状が出る食物は完全除去」
  • 現代の指針:「医師指導下で必要最小限の除去」「段階的再導入」
  • 完全除去は耐性獲得を遅らせる可能性

「経口免疫療法」

  • 医師指導下で微量から少しずつ食べる
  • 専門医での治療
  • 自己判断での実施は危険

アナフィラキシー対応

  • エピペン処方 が標準
  • 保育園・学校への申告
  • 「エピペン研修」

卵の調理法

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド より:

離乳食向け加熱

調理法 ポイント
固ゆで卵 沸騰後12分以上、卵黄完全固化
卵焼き 中までしっかり、半熟NG
茹で卵潰し 卵黄のみから始める
オムレツ 中まで完全加熱

「離乳食NG」な調理法

  • 生卵かけご飯:3歳未満NG
  • 半熟卵・温泉卵:3歳未満NG
  • 目玉焼き(黄身トロトロ):3歳未満NG
  • すき焼きの溶き卵(生):3歳未満NG

「市販品」の注意

  • マヨネーズ:生卵使用、3歳未満は加熱品 or 量を控える
  • アイスクリーム:「卵入り」確認
  • プリン:「卵プリン」が多い

卵の選び方・保存

食品安全委員会 より:

選び方

  • 「殻にひびがない」
  • 「殻が清潔」
  • 「賞味期限を確認」

保存

  • 「冷蔵庫」:10度以下
  • 「ドアポケットNG」:温度変動大
  • 「とがった方を下に」:気室を上に

賞味期限

  • 「生食可能期間」
  • 加熱調理ならその後も食べられる
  • 「ひびが入ったら当日加熱使用」

「平飼い卵」「有精卵」

  • 「栄養価」に大差なし
  • 「サルモネラリスク」は通常卵と同じ
  • 「加熱徹底」は必須

学校・園での卵対応

日本小児アレルギー学会 より:

給食でのアレルギー対応

  • 「除去食」「代替食」
  • 「医師の生活管理指導表」が必要
  • 詳細な申告

「微量混入」への配慮

  • 「卵不使用」「微量混入の可能性あり」表記
  • 重症児は厳重対応

「経口免疫療法中」の子

  • 「学校との連携」
  • 「エピペン携帯」
  • 「異常時の対応」

「卵 = アレルギーが心配で控える」誤解

日本小児アレルギー学会 より:

「予防のための除去」は逆効果

  • 「離乳期に卵を避ける」とアレルギー発症リスク↑
  • 「LEAP研究」等で示唆
  • 早期導入が予防に

「家族にアレルギーがある」場合

  • 「同じく避ける」は推奨されない
  • 「医師相談しつつ通常通り導入」

「卵がダメだから他のタンパク質を多めに」

  • 「医師診断下」の場合のみ
  • 「自己判断の除去」は栄養不足リスク

やってはいけないこと

やってはいけないこと 理由
「卵を遅らせる」予防 アレルギー発症リスク↑(2019指針で否定)
「半熟・生卵」を3歳未満に与える サルモネラ食中毒重症化
「卵殻を洗ってから割る」 殻の菌が水で広がる
「ひびのある卵」を生食 サルモネラリスク
「自己判断で卵完全除去」 栄養不足・耐性獲得遅延
「アナフィラキシーをアレルギー軟膏で対応」 即119番、エピペン使用
「家族アレルギーで予防的に避ける」 推奨されていない
「初めての卵を夕方・夜に」 異常時に受診困難

よくある誤解

Q. 卵は何歳から?

A. 離乳食開始時期(5〜6か月)から卵黄1さじ で開始(2019厚労省指針)。

Q. 生卵は何歳から?

A. 3歳以上が一般的目安。サルモネラ食中毒予防のため。

Q. アレルギーが心配で卵を避けたい

A. 遅延導入はアレルギー発症リスク↑。早期少量導入が現代の予防指針。

Q. 「平飼い卵」「有精卵」はサルモネラ大丈夫?

A. 通常卵と同じリスク。加熱徹底が必須。

Q. マヨネーズは何歳から?

A. 3歳未満は加熱料理(オーブン焼き等)のみ、または量を控える。

Q. 卵アレルギーは治る?

A. 小学校入学までに約7割が耐性獲得。医師指導下の段階的再導入を。

Q. 何科・誰に相談?

A. 食物アレルギーは 小児科・アレルギー科、食中毒疑いは 小児科、緊急は 119番

この記事の根拠

  • 厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)
  • 日本小児アレルギー学会 食物アレルギー診療ガイドライン
  • 食品安全委員会 食中毒予防
  • 厚生労働省 サルモネラ食中毒

まとめ

  • 離乳食 生後5〜6か月から卵黄1さじ で開始(2019年厚労省指針)
  • 「平日午前中・少量から・加熱徹底」 の3原則
  • サルモネラ食中毒予防:中心75度以上1分以上加熱
  • 生卵・半熟卵は3歳以上が一般的目安
  • 卵アレルギーでも完全除去はせず段階的再導入が最新指針
  • 「予防的な遅延導入」は逆効果(LEAP研究等)
  • アナフィラキシーは即119番、エピペン使用
  • 平飼い・有精卵もサルモネラリスクは同等

大切なお知らせ:本記事は公的機関・学会の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。卵アレルギーが心配な場合は、必ず小児科・アレルギー科にご相談ください。

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