この記事のポイント
- まず結論:離乳食の肉は 「鶏ささみから赤身肉へ」「中心まで十分加熱」「加工肉は窒息・塩分に注意」
- 9か月以降は鉄分が不足しやすく、赤身肉・レバーが役立つ
- 脂肪の多い肉は遅らせ、消化に配慮する
- 対象:離乳食期(生後7か月頃〜)のお子さんを持つ保護者
相談・確認のタイミング
| 状況 | 連絡先 |
|---|---|
| 肉を食べた後に発疹・嘔吐・下痢 | 小児科(呼吸が苦しければ救急) |
| 加熱不十分な肉を食べて発熱・血便 | 小児科 |
| 離乳食の進め方に迷う | 地域の保健センター・管理栄養士 |
| 鉄分・体重の増えが気になる | 小児科・保健センター |
| 加工肉をのどに詰まらせた | 呼吸困難はためらわず救急(119) |
重要:肉は中心まで十分に加熱を。初めての種類は 平日の日中に少量から試すと、異変があってもすぐ受診できます。
離乳食で肉を与える順番
「脂肪の少ない肉」から
- 中期(7〜8か月):鶏ささみ・鶏むね肉のひき肉から
- 後期(9か月〜):赤身のひき肉(鶏・豚・牛)へ
- 脂肪の多い肉(ばら肉等)は遅らせる
調理の基本
- 中心まで十分に加熱する
- ひき肉やほぐした肉でなめらかに
- 薄味・脂は控えめに
9か月以降の鉄分と肉
こども家庭庁 授乳や離乳について より:
鉄分が不足しやすい時期
- 9か月頃から鉄が不足しやすい
- 赤身肉・レバーが鉄の供給源に
- 赤身魚と組み合わせても良い
バランスよく
- 肉・魚・豆・卵などをローテーション
- レバーは少量・頻度を決めて
- 主食・野菜と組み合わせる
食中毒を防ぐ十分な加熱
生・半生は絶対に避ける
- 鶏肉のカンピロバクター、牛肉の腸管出血性大腸菌(O157)に注意
- 中心部までしっかり火を通す
- ピンク色が残らないよう加熱する
衛生管理
- 生肉を切った包丁・まな板は分ける・よく洗う
- 調理者の手洗いを徹底
- 作り置きは適切に冷蔵・再加熱
加工肉の窒息・塩分への注意
ウインナー等は形と量に注意
- ウインナーは輪切りではなく縦に切る・小さくする(窒息予防)
- 加工肉は塩分・添加物が多い:頻度を控えめに
- そのまま丸ごとは与えない
のどに詰まらせたら
- 呼吸が苦しそう → ためらわず救急(119)
- 詰まりやすい食材は形・大きさを工夫
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 加熱が不十分な肉を与える | 食中毒(カンピロバクター・O157)のリスク |
| 脂肪の多い肉を早い時期に与える | 消化の負担になる |
| ウインナーを輪切り・丸ごとで与える | 窒息のリスク |
| 加工肉を日常的に多用する | 塩分・添加物のとりすぎ |
| 初めての肉を休日や夜に大量に与える | 異変時に受診しにくい |
よくある誤解
Q. 離乳食の肉はいつから?
A. 脂肪の少ない鶏ささみ・鶏むね肉のひき肉を中期(7〜8か月)から。赤身肉は後期に進めます。
Q. 鉄分のために何の肉がいい?
A. 赤身肉やレバー。9か月以降は鉄が不足しやすいので、赤身魚とも組み合わせましょう。
Q. ウインナーはいつから・どう与える?
A. 加工肉は塩分が多く窒息もしやすいので 頻度を控え、縦に小さく切るなど形に注意します。
Q. 半生でも大丈夫?
A. いいえ。中心まで十分に加熱を。鶏や牛は食中毒のリスクが高く、乳児は重症化しやすいです。
Q. どこに相談すればいい?
A. 進め方は 保健センター・管理栄養士、発疹や発熱・血便は 小児科 に相談できます。
この記事の根拠
- 厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)
- こども家庭庁 授乳や離乳について
- 消費者庁 加工食品の食物アレルギー表示
- 消費者庁 食品による子どもの窒息・誤嚥事故に注意
まとめ
- 離乳食の肉は 「鶏ささみから赤身肉へ」、脂肪の多い肉は遅らせる
- 中心まで十分加熱し、食中毒を防ぐ
- 9か月以降は鉄分が不足しやすく、赤身肉・レバーが役立つ
- ウインナー等の加工肉は窒息・塩分に注意、縦に小さく切る
- 異変は小児科、呼吸困難は 救急(119)
大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。加熱・進め方・アレルギーに不安があれば、かかりつけ小児科・管理栄養士にご相談ください。

