この記事のポイント
- まず結論:手足口病は 特効薬がなく、水分と休養で経過を見るのが基本
- 口の痛みで食べない・飲まない → 脱水に注意(こまめな水分補給)
- 高熱が続く・嘔吐・ぐったりはまれな合併症のサイン、早めに受診
- 対象:乳幼児(保育園・幼稚園児に多い)の保護者
まず確認したいこと(相談窓口)
厚生労働省 手足口病 より:
| 状況 | 連絡先 |
|---|---|
| 夜間・休日に判断に迷う | #8000(子ども医療電話相談) |
| 水分がとれない・脱水が心配 | かかりつけ小児科 |
| 高熱が続く・嘔吐・ぐったり | 早めに小児科(受診をためらわない) |
| けいれん・呼びかけに反応が鈍い | すぐ救急(119) |
| 登園・登校の可否 | かかりつけ医・園/学校 |
重要:手足口病は多くが軽症ですが、口の痛みによる脱水と、まれな髄膜炎・脳炎に注意します。気になる症状があれば早めに相談してください。
手足口病とは
特徴
- コクサッキー・エンテロウイルスによる感染症
- 口の中・手・足に水疱性の発疹
- 夏を中心に流行し、乳幼児に多い
感染経路
- 飛沫感染・接触感染・糞口感染(便を介した感染)
- 症状が治まった後もしばらく便にウイルスが出る
- 手洗い・おむつ替え後の手洗いが大切
家庭でのケア
厚生労働省 手足口病 より:
基本は対症療法
- 特効薬はなく、症状に合わせたケアが中心
- 水分・休養をとり経過を見る
- 発疹はかかずに清潔に保つ
口の痛み対策
- しみないもの(冷たい・薄味・やわらかい)を少しずつ
- 酸っぱいもの・熱いもの・塩辛いものは避ける
- 食べられなくても水分(こまめに少量ずつ)を優先
脱水と合併症に注意
脱水のサイン
- おしっこが少ない・半日以上出ない
- 唇や口が乾く・涙が出ない
- 機嫌が悪くぐったりしている
まれな合併症
- 髄膜炎・脳炎を合併することがある
- 高熱が続く・嘔吐を繰り返す・頭痛・ぐったり
- → ためらわず小児科を受診(反応が鈍ければ救急)
登園・登校の考え方
厚生労働省 手足口病 より:
- 発熱や口の痛みがなく、普段どおり食べられるのが目安
- 発疹だけを理由に長く休む必要は必ずしもない
- 園・学校の方針と医師の判断に従う
やってはいけないこと
| やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 市販の抗菌薬で治そうとする | ウイルス感染で抗菌薬は効かない |
| 食べないからと水分も与えない | 脱水が進むおそれ |
| 酸味・熱い・塩辛い食事を出す | 口の発疹にしみて余計に食べない |
| 高熱・嘔吐・ぐったりを様子見する | まれな合併症の受診が遅れる |
| 発疹を無理に潰す・かき壊す | 悪化や二次感染のもと |
よくある誤解
Q. 手足口病に薬はある?
A. 特効薬はありません。水分・休養を中心に症状を和らげるケアを行います。
Q. 一度かかればもうかからない?
A. いいえ。原因ウイルスが複数あり、繰り返しかかることがあります。
Q. 発疹が消えたら登園していい?
A. 目安は 熱がなく普段どおり食べられること。発疹だけで判断せず、園・学校と医師の指示に従いましょう。
Q. 大人にもうつる?
A. うつることがあります。手洗い・おむつ替え後の手洗いで家庭内の感染を減らしましょう。
Q. すぐ病院に行く目安は?
A. 水分がとれない・高熱が続く・嘔吐・ぐったり・けいれん。反応が鈍ければ救急(119)です。
この記事の根拠
- 厚生労働省 手足口病
- 国立健康危機管理研究機構 手足口病(感染症情報提供サイト)
- 厚生労働省 子ども医療電話相談事業(#8000)について
- 日本小児科学会
まとめ
- 手足口病は 特効薬がなく、水分と休養で経過を見るのが基本
- 口の痛みによる脱水にいちばん注意(こまめに水分を)
- しみない食事を少量ずつ、酸味・熱い・塩辛いものは避ける
- 高熱が続く・嘔吐・ぐったりはまれな合併症のサイン、早めに受診
- 登園は 熱がなく普段どおり食べられることが目安
大切なお知らせ:本記事は公的機関の発信情報をもとに012.kids編集部が独自にまとめた一般情報です。症状や受診の判断に迷う場合は、#8000やかかりつけ小児科にご相談ください。

